あんごる日記

世界を色眼鏡で見て綴る

コレクション魂

人には「コレクション魂」というものがあって、とにかく何かを集めたい、できればコンプリートしたいと、必死になってしまうことがある。しかし、コレクションを活かすためには、また別の魂が必要なんだと思う。私にはそれが無いのかも知れない。

 

子供の頃、私は切手を集めていた。当時は、結構ポピュラーな趣味だった。記念切手の発売日には郵便局に走ったもんである。そして、買った切手は専用のホルダーに入れて、コレクションとして眺めたもんである。

 

高校生になり、とても気の合う友達ができた。毎日毎日くだらない話をし、学校の帰りに甘味屋の二階で人気番組「4時ですよ~だ」を見ながら笑い、テスト最終日にはお好み焼き屋さんで反省会と銘打って喋り倒していた。そんな友達が、遠くの大学に進学することになり、文通をすることになった。まだメールなんて無かった時代。お互い、いくらでも話があるもんだから、とんでもない頻度で手紙をやり取りしていた。そのとんでもない頻度の手紙のやりとりに、私は自分の切手コレクションを片っ端から使っていった。

 

その後、電子メールが普及したが、その友達は「西暦2000年に世界中のコンピューターは誤作動で爆発する」という思想に取り憑かれ、新しいもの好きの私とは袂を分かつこととなり、手紙を書く機会すらなくなった。

 

先日、所用で郵便に関することを調べていたら、ポストクロッシング(Postcrossing)なるものに遭遇した。世界中の人達と絵葉書を交換するプロジェクトらしい。絵葉書愛好家達の中には、各国の切手に興味のある人達も多く、日本の美しい切手も人気が高いのだとか。

 

そうか・・・。

 

私の切手コレクションは、女子大生の無駄話に使われるより、ここで世界に羽ばたく方が幸せだったのではなかろうか。なんだか切手達に申し訳ない。

 

そして、私はまた性懲りもなく、世界中の絵葉書や切手を集めたいと思い始めている。ロシアからプーチンの絵葉書が来るんじゃないかと想像してワクワクしている。今こそ、切手と同じぐらい無駄になっている「英文科卒業」という実績を活かすときではないか!次こそ無駄にしない!絶対にだ!

 

自信は無いが。